「スコトフスキー以来の情感豊かな指揮者」と、ニューヨーク・デイリー・ニュースに評されたホルヘ・パローディの近年の活躍にはことに目覚ましい。全米の主要な歌劇場であるアトランタ・オペラ、オペラ・タンパ、また、音楽祭のシャトークワ・フェスティヴァルへのデビューを次々と飾ったパローディは、三つの団体全てで、デビューと同時に翌年以降の契約が決定。もちろん、その音楽が評価されてのことだ。今秋、ピアソラ作曲「ブエノスアイレスのマリア」でニューヨーク・シティ・オペラへのデビューも予定されている。
パローディはバロックから現代作品までの幅広いレパートリーを誇り、昨年には、全米の注目を集めたシカゴ・リリック・オペラ委嘱の、ジョン・マストの新作オペラの指揮者にも選ばれた。
マンハッタン・スクール・オブ・ミュージック(MSM)、シニア・オペラ・ハウス音楽監督。指揮者、ピアニスト。ウィリアムズバーグ・オペラ音楽監督。MSMとジュリアード音楽院プレカレッジで教鞭を取る。
指揮者としてはヴォルゴグラード・オペラ(ロシア)エンクエントロス国際オペラ(メキシコ)コロン劇場(アルゼンチン)オペラ・タンパ、アトランタ・オペラ(以上US)などの世界のオペラハウスや、ジュリアード音楽院やMSMなどで、ラヴェル作曲「子供と魔法」ブリテン作曲「ねじの回転」プッチーニ作曲「三部作」ビゼー作曲「真珠採り」ヴェルディ作曲「トロヴァトーレ」ロッシーニ作曲「セビリアの理髪師」ドニゼッティ作曲「ルクレツィア・ボルジア」「ルチア」モーツアルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」ヘンデル作曲「アルチーナ」をはじめとした多くのオペラを指揮している。
www.jprgeparodi.com (英語サイト)
2005年、東京オペラグループ「フィガロの結婚」上演時に、佐藤正浩(指揮者)と今野京(コントラバス奏者)により設立された。
オーケストラ・ピットに入り演奏することを目的とし、NHK交響楽団をはじめとした首都圏プロオーケストラ演奏家を中心に編成されたオーケストラであり、精密なアンサンブルと華麗なドラマを聞かせると好評を得ている。
今までに東京芸術劇場「ドン・カルロス(仏語版日本初演)」「サムソンとデリラ」「真珠取り」をはじめ、多くのオペラを演奏。三菱UFJ信託音楽賞受賞「ナブッコ」「マリア・ストゥアルダ」、佐川吉男賞受賞 オペラ「白虎」での演奏を担当した。